「放射能はいらない」市川定夫(1987)

housyanou

動画(YouTube)→ 1: http://youtu.be/-CeLnWq8rjs/ 2: http://youtu.be/iBc0fDgScnI/ 3: http://youtu.be/FSQMLt-E6T4/ 4: http://youtu.be/KxeS4i02sv4

ツイッター経由で「放射能はいらない」という25年前の動画を発見して、いろいろと放射能について分かりやすかったので、自分用メモに書き起こしてつぶやいたのですが、読み返したいので以下に転載。

・大人に比べて幼児の放射能に対する感受性は10倍、乳幼児や胎児だと100倍

・ストロンチウム90が出すのはβ(ベータ)線

・原子炉の中にはヨウ素131を100とするとセシウム137は7、ストロンチウム90は6、の割合で入ってる。放出されてもそれぐらいは含まれてる計算になる

・ストロンチウム90はいろいろな物質と結合しやすいので、放出されると重くなって、遠くには飛びにくい

hangenki
・ストロンチウムがセシウムなどに比べて50倍〜100倍危険と言われる理由は、他と違ってストロンチウムは骨に入り込み、その半減期は50年。ほぼ一生涯被曝し続けるから。

・86年5月3日、チェルノブイリの放射能は、ジェット気流に乗り、一週間で8000Km離れた日本に到達した。

yousotojpn
・チェルノブイリから日本で確認されたヨウ素131の量(370 Bq/Kg = 10,000 pCi/Kg)

・天然のセシウム、ストロンチウムなら体内に入っても問題ない。それが原子炉で人工放射性核種(セシウム137、ストロンチウム90など)になっているから非常に危険になる。なので、自然放射線と比較して安全だというのは無理がある。

・人工放射能は体内に濃縮・蓄積する / 自然放射能は体内に濃縮・蓄積しない

youso
・環境(空気)中のヨウ素131は半減期通りに(8日ごとに半分のペースで)減っていく一方だが、野菜や牧草中に入ったヨウ素は約半月後から”生体濃縮”を始め、約一ヶ月後にはピーク時の6~7倍にまで増える

・ヨーロッパよりは汚染は少なかったものの、当時の日本政府は一番低い値(濃縮する前)のタイミングで”環境中のヨウ素131が減少したので、すぐさま健康に影響はない”と安全宣言をし、全都道府県での計測を止めさせた。(←25年前の話ですが、どっかで聞いたセリフ;)

anzensengen
・チェルノブイリの事故後、人工放射線が国内で確認された時点で、原発反対の世論は5割を超えていた。生体濃縮されて、さらに高い値が一般に確認されていたらその割合はもっと高まっていたはず。その前に政府は安全宣言をして計測させなかった

・ヨウ素は早く減るが、早く濃縮する。体内にも早く入る。植物の場合は200万倍から1000万倍に濃縮。人間の場合、ヨウ素は甲状腺に集まり、障害を引き起こす。

body
・ヨウ素は甲状腺に集まる。セシウムは食べ物を通して腸管から吸収され、血液から全身に広がって特に筋肉などに蓄積する。その性質はカリウムやナトリウムに似ていて、体内に入っても比較的早く排出される。

・そのうち人工放射能であるセシウム137は、自然放射能であるカリウム40と似ているが、カリウムがどんどん入れてどんどん排出されるのに対して、セシウムは同じようにどんどん入ってくるが、少しずつ体内に蓄積されてしまう。そこに人工放射能であるセシウム137が含まれていれば問題になる。

・自然放射能であるカリウム40は自然界にあるカリウムのうちの一万分の1。人が日常的に浴びる、自然放射能のほとんどはこのカリウム40。次にラドン。

・カリウムは窒素・リン酸と共に3大肥料として必要不可欠なもの。それをどんどん取り入れて、どんどん排出して利用している。それを蓄積する器官は植物にも動物・人間にもない。

・ヨウ素は必要な場所に集まり、濃縮するので短期間で増え、短期間で減る。セシウムは長期間かけて少しずつ蓄積する。なので、小麦など一年生植物では次第に減るが、お茶、月桂樹、果物なんかの多年生植物では、時間をかけて何年後かにピークに達する。それはずっと生きてる人間でも同じ。

.。oO(当時の原発推進派の主張である内部被曝の計算式は、それが体全体の合計の値であるかのように言っているが、体全体の平均値であるに過ぎず、理にかなってないという話が出てくるが割愛)

・人間は50兆から60兆の細胞で出来ている。細胞には核と呼ばれる小さな袋があり、その中にはDNAと呼ばれる細い2本の糸が、対になって螺旋状に巻かれている。DNAには4種類の分子が10億個もつながって、小説一万冊相当の情報が書きこまれている。これが遺伝子。

・DNAは細胞分裂の直前に、染色体と呼ばれる46本の束にまとめられるが、そのうちの2本ずつは同じカタチをしていて、23本が父親から、23本が母親から受け継いだもの。DNAは命の本質。

・命の設計図とも呼ばれるDNAは、体を動かすこと、ものを考えること、豊かな表情や感情を持っていること、といった情報を親から子へ正確に伝達する。それだけでなく、生命活動に必要な情報のコントロールを常に行なっている。

・DNAに放射能によって一部分がはじき飛ばされることで傷つけられ、それは小さな傷でも致命的な損傷になり得るし、大きなダメージを受けたDNAは決して元には戻らない。

・放射能によるDNAの損傷は細胞分裂するときに受けやすい。つまり細胞分裂が盛んな、成長期の若い人ほど影響を受けやすい。

・DNAに傷を受けても、その細胞が死んでしまえば大きな障害は起こらないが、その傷ついた細胞が生き残って増殖した場合が深刻な問題になる。つまり、それが”がん細胞”になるということ。

kakujikken
・日本の5〜9歳の男子においての癌による死亡率は、核実験が始まった50年代から急増し、65年には核実験がなかった頃の6倍にも増えている。環境中の人工放射能によるものと思われる。

ganbunpu
・放射線でDNAが傷つけられてから、がんになるまでの期間は、数年のこともあれば30年近くかかることもある。そしてその因果関係も決して証明できない。

.。oO(当時、50万人とも言われる原発労働者のあいだで”原発ブラブラ病”という謎の病気が流行ってたらしい。その症状は広島・長崎の被爆者と類似するとか。特に免疫機能の低下)

・すべての生命現象は遺伝子の働きの結果。よって免疫機能の低下、アレルギーや、白血病、がんなど、DNAの損傷でありとあらゆる障害が起こり得る。そしてまた、そうした遺伝子の損傷は確実に子孫に受け継がれる。

.。oO(25年前ということ、この動画の方向性として反原発であるっぽいということも考慮して見て下さい。上手く書けてるか分からないのと、省略してる箇所もあるので、興味のある人は動画を見てみて下さい。本当に分かりやすくて、面白いです。)

【市川定夫】1935年大阪府生まれ。京都大学大学院修了。農学博士。米国ブルックヘブン国立研究所研究員、メキシコ国立チャピンゴ農科大学大学院客員教授、埼玉大学理学­部教授等を経て、現在、埼玉大学名誉教授。その間、伊方原発訴訟や原爆症認定訴訟などの原告側証人として放射線と遺伝の関係を証言。また、ムラサキツユクサの研究は有名で­、ごく低線量でも生物に影響があることを証明。1995年から原水禁国民会議副議長を務め、今年4月に議長に就任。


1件のコメント

  1. ゆか @ 2012.4.1

    最近ね友達のお父さんがガンになって、手術は成功したよ。よかった。。。健康がいちばんだね☆

コメントを投稿

NickName:
Comment: